第一話が昨今のアニメ作品には稀有なほどの大号泣回だった『プラスティック・メモリーズ』。
続く第二話でも思い出を引き裂く名シーンのダメ押しが来るのかと思いきや、とても客観的かつ淡々とギフティアのアイラの寿命限界が残り僅か2000時間であるというとても重大な事実が、早くも視聴者に明かされるエピソード回となりました。
ギフティアの寿命が約9年4か月。元パートナーのカヅキの口から明かされる勤続年数が10年近いという台詞、またEとF評価が並ぶアイラの身体能力テストの評価点。視聴者にとっては「あっ、察し」という種明かし。
しかし、主人公のツカサはまだ事実を知らない状態。アンドロイドとはいえ人間と同じ感情を持つアイラの寿命がカウントダウンされてい行く、冷徹な事実を視聴者に提示しながら展開して行くストーリーは、ラブコメでありながらシリアスな展開待ったなしです。
とはいえシリアスなストーリーをバッグボーンにしながらも、随所に仕込まれている軽妙なギャグ要素で決して物語を重く見せない演出のラブコメタッチの本作品。
ですが、実はいたるところで細やかな心理描写が丁寧に描かれていることに気が付きました。
例えば、花壇でミチルが「無理してない?」とアイラに話かけるシーン。図星の台詞に一瞬「ギクッ」とした動揺に身がすくむ、とっさのリアクションがジョーロに伝わり、その伝わった水の揺れでアイラが動揺した様子を動きだけで表現しています。
また、ツカサとミチルの2ショットでミチルが仕事の心が前について諭すシーンでは窓にさす日差しの描写で、仕事に対すし真摯で前向きな姿勢と想いを演出しています。
さらにツカサが縹ヤスタカにアイラの努力が無駄であることを告げられる重要なシーンでは、ツカサの瞳孔に戸惑いの色が。
これ以外にも表情や目の動きで描かれる心理描写多数。登場人物の心理描写を台詞ではなく、とてもきめ細やかで繊細な動きで描写する動画とその演出に要注目です。
ギフティアであるアイラに残された時間は第二話にして残り僅か2000時間という余命宣告型ストーリーの『プラスティック・メモリーズ』。最終回では第一話を上回る大号泣回になること間違いなしです。
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— TVアニメ「プラスティック・メモリーズ」 (@pla_memo) 2015, 4月 16
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