Nico's phrase that sounds like "ディビディエンドッ" is actually a shout when she performs a hold technique, and the accurate phrase is "Divide and conquer!" This phrase represents breaking the opponent's power and weakening them to seize victory. Nico has an intellectual and calm fighting style, and aims for victory by analyzing her opponent's techniques and utilizing her own skills. A hold technique is a move to intercept the opponent's attack and gain an advantage by disrupting their posture. By shout

Thursday, April 22, 2021

彼女の過ごし方

 本日現在、365日フリー状態。もちろん求職活動はするのだが、これといってやることがないのも事実だ。

4月22日現在、緊急事態宣言が出ることが決まり一層、行動に制限がかかるようになる。またゴールデンウィークも控えているため、これから求人に応募しても大きな動きはないように思える。彼女の求職活動はまだまだ始まったばかりなので、焦らず着実に過去の彼女自身と向き合い、can、want、needをアピールできるようにキャリアの棚卸をしっかりと行うことに時間を割くつもりだ。

さて、彼女は退職後、今まで何をしてきたのかを少し振り替えって見よう。

退社直後は、外務員一種試験取得のため1か月間、毎日勉強。

猛勉強をした甲斐があり見事に一発合格。彼女は決して頭は悪くないようだ。ただし試験の合格率は60%。難易度は大したことないのだが、受験時は大分緊張をした。

受験対策はシンプルで問題集を繰り返し解くこと。いわゆる傾向と対策ってやつだ。外務員試験は、過去問演習しているだけで間違いなく合格できる試験だ。出題された問題にはなんと問題集と全く同じ問題が出題されたくらいだ。

なんで外務員一種なのか?

証券会社のカスタマーサポートは外務員一種の取得が必須。資格があれば転職に有利と単純に思っていた。しかし派遣業務に応募しても全く採用されない。完全に誤算だった。

寧ろ、配属後に試験に通ればいいとの案件が多い。しかも会社が費用負担してくれる。

資格取得は無駄ではないのだが、求職に結びつかない結果は受け入れるしかない。


外務員一種試験合格後は、ITパスポート試験を受験することにした。この資格で転職に有利になることは全くないのだが、資格欄がにぎやかになる利点がある。しかも最も簡単に取れる国家資格として大変人気がある。外務員資格の勉強中から、IT
ITパスポートも受験しようと、彼女は決めていた。

こちらの合格率は50%。外務員一種より難易度はやや高めだ。しかも過去問と同じ問題は待ったく出ないを言われている。

実は彼女にはITに関する知識がそれなりにはあるので、外務員試験合格当日、早速、書店で参考書を一冊買い求めた。その日から1か月間、毎日毎日猛勉強をした。

残念ながら彼女は小学生のころから算数、数学が大の苦手。国語は得意なのだが、何故か計算問題は出題の文章が何を言っているのかよくわからない。

過去問を何度も解いて対策はしたが、あらかじめ計算問題は後回しにし、回答できる問題を全て解いてた後、残りの時間で計算問題を解く作戦にした。試験当日、案の定、計算問題は何を言っているのかよくわからない。なんと唯一対策をしなかった8進数の計算問題が出る始末に、彼女は軽くパニック状態になった。

思った以上に計算問題が解けずに彼女は焦った。焦りながらも試験時間2時間一問でも正解できるようあがいた。

ちなみにITパスポート試験は四肢選択問題なので、わからなくても適当に回答しておけば4分の一の確率で正解できるはず。

終了時間になり、半ば不合格判定を覚悟したが画面に表示された結果は、なんと1000点満点中850点!

意外なほどの高得点での合格判定に彼女は震えた。彼女が利用している過去問のサイトがある。そこには掲示板もありはいろいろが合格体験が書き込まれている。彼女も合格判定後、掲示板に合格した旨を書き込んだ。もちろん得点も書いた。ちょっと得意な気分だった。

他の受験者の合格体験談を見る限り、彼女の得点を超えた人は1名しか知らない。

合格したから何がどうなるというものではないが、国家資格保有者になるのは悪い気分ではない。というかうれしい。


そうこうし外務員一種、ITパスポート試験の二つの資格に2か月を費やし、4月になった。新入学、新入社の新しい季節の始まりだ。

ようやく彼女は、退社後、本格的に就職活動と向き合うことになった。

毎日の就職活動は、このブログで記事にしている。今回は彼女の毎日の日課を書いてみる。

退職後、毎日欠かさないのが朝の散歩と夕方の散歩と昼寝の習慣だ。

散歩は1日二回、朝と晩で時間はそれぞれ40分程度。昼寝は30分程度。


散歩の理由は外出をしないと極端に運動不足になるし、何よりも太ることを彼女は恐れている。毎日散歩をしているお陰で、彼女は退社前と変わらない体型と体重を維持している。

栄養にも気を使っている。意識的にタンパク質と取っているし、糖質は制限している。そもそも小食だった彼女は、節約もかねて、さらに小食になっている。久しぶりにスーツを着たら、ウエストにかなりの余裕があって驚いた。

散歩の効用には気分転換もある。

なにしろやることがないので、終日家に籠りがちになる。散歩のような軽めの運動は、メンタル面でよい影響を与える研究結果もあるようなので、鬱にならないためにも散歩の習慣は欠かせない。

特に、朝の散歩はこれからの就職活動について、いろいろとアイディアが浮かびやすい。一日の中で最も頭がさえている時間のような気もする。なにしろ彼女は朝方のタイプだ。

夜には応募をためらっていた求人に応募しようと決意が固まることもある。

もう一つの彼女の日課である昼寝。

パワーナップという言い方で、積極的に短時間の睡眠を取ることは仕事のパフォーマンスを上げるとの説もある。

実は、彼女は原因不明の睡眠障害を長年患っており、1年以上、睡眠薬のお世話になっている。それでも日中の眠気はひどく、就業中は何度も居眠りを指摘されたほどだ。

睡眠薬を服用していれば、ある程度は眠れるのだが、睡眠の質の悪さは変わらない。

このため昼食を食べた後は、睡眠不足の解消のため、布団を敷いて30分間の睡眠をとるのが彼女の日課だ。


余談だが、昼寝中に目が覚めたときに呼吸が止まっていたことが数回ある。目が覚めると気づかないものなのだが、ある日目覚めたときに、すごく呼吸が苦しかったことがあった。過去にも何度か似たような気分があることを思い出した。その後これって睡眠時無呼吸症候群なのでは?と心配になった。

実は、数年前に簡易検査を受けたことがあったが、簡易検査後の説明時、入院検査をしないとわからないとの医師に言われた。であれば睡眠時無呼吸症候群の可能性はないと判断し、入院検査は受けなかったことがある。

今回は自覚症状があるため入院検査を受けることを決意。最寄りの病院に診察を予約し診察を受けた。まずは簡易検査をするのかと思いきや、いきなりその週の週末に入院検査を受ける急展開にちょっと驚いた。

入院検査を受ける病院は自宅から5分もかからない場所だし、一晩だけの入院なのでお手軽ではある。

彼女は、これまで入院をしたことがなかったので、入院初体験に少し興奮を覚えた。

検査結果は、入院検査後2週間とのこと。あっというまに2週間が経過。どうなるかとも思っていたが診察結果は無呼吸症候群としては非常に軽度とのこと。何度か呼吸が止まる症状はあるものの、基準値を大きく下回っており、CPAP(シーパップ)療法を受けるほど酷い症状ではないとのことだ。少しほっとしたような、がっかりしたような気持ちに彼女はなった。

これで終わりかなと思ったが、なお今後の治療として、マウスピースを作ることを医師から提案された。

そんな治療法があるとは知らなった。WEBで調べると以下のような情報があった。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)を歯科装具(マウスピース)で治療するケースもあります。スリープスプリントとも言われています。下あごを上あごよりも前方に出すように固定させることで上気道を広く保ち、いびきや無呼吸の発生を防ぐ治療方法です。
作製は、SASについての知識があり、マウスピースや口腔内装置を作り慣れている専門の歯科医にお願いするのが良いでしょう。

https://659naoso.com/medical/treatment/mouthpiece

もちろん保険適用外の治療だと思うのだが、折角なので、彼女はマウスピースを作ってみる旨意思表示し、紹介状を書いてもらった。

早速、最寄りの歯医者に診察の予約。指名した担当医が4月26日から産休明けになるとのこと。無職なのでいつでも通院できるので、別担当でもかまわないのだが、せっかくなので26日に予約した。

費用がいくらかかるかわからないが、調べたところでは1.5万円との情報があった。ちなみに入院検査の費用は3万円だ。健康にかかわることなので仕方がないことだが、無職中にこれだけの費用を負担するのは結構きつい。国民健康保険に加入し3割負担でもこの費用なのだ。

しかし、睡眠障害が改善できれば、彼女のパフォーマンスは大きく向上するし、健康寿命が延びるのも間違いない。彼女の健康のための投資と考えれば、この出費は妥当なお金の使い方なのだと彼女は自分に言い聞かせた。

以上が、退社後からこれまでの彼女の行動と日課である。

ちなみにこのブログに投稿するのも最近の日課になった。いろいろな想いを頭の中で反芻していると無限ループになる。気持ちの整理をするため会うトップをするのにこのブログは丁度よい。

本当は手書きでメモをするほうがいいらしい。試してみたところ彼女は字が汚いので、後から手書きのメモを読み直すことが出来ないのでブログに投稿することにした。

このため何年も放置していた当ブログへの投稿を再開した。本来、他人に読ませる必要性はない独り言ばかり。でも敢えて非公開にする理由もないし、面倒なので公開している。

単なる独り言だし、日記みたいなものなのだが、気持ちを落ち着かせる効果がるように彼女は感じている。


ちなみに受験勉強や求職活動をするのは朝起きてから17:00までと決めてある。これは仕事をしている場合と同じ時間割だ。

17:00以降は夕方の散歩に出かけ、最寄りのイオン店内をぶらぶらしたり、立ち読みをしたり、買い物をしたり、公園のカルガモを眺めたりしている。

帰宅後は早めの夕食を軽く済ませ、ごろごろしながらYOUTUBEやお気に入りのアニメの動画を見て過ごしている。彼女はゲームも好きなのだが、動画を見るのに忙しいので、ゲームはしばらくお休み中だ。

日中は、とにかく就職に関する活動をしなければいけないので、なにかと気が重い。

いろいろなことを考えたり悩んだりと、案内無職は無職なりに気持ちだけは忙しい。

それでも17:00以降は自由時間としてリラックスするようにしている。

今日も彼女は有職者と同様にお昼の昼寝と17:00以降の自由時間を楽しみに生きてゆく。

Wednesday, April 21, 2021

退職理由

 退職理由はWANTを中心に組み立てる

  1. 私は今後こういう仕事をしていきたいと考えているから退社を決めた。
  2. 私はこれまでの経験をこういう分野に生かしていきたいと考えているから転職を考えた

前向きな理由で答える。


彼女の場合

会社都合(終了!)

しかし、

彼女の責任も大きい。実は彼女は前職で対応トラブルを引き起こしてしまい、それがきっかけで退社に追い込まれたといのが正直なところだ。

正直、ハラスメントじゃないかと彼女は感じていたのも事実だ。

彼女に原因があることは、自身でも認識はしているのだが、周囲の圧力や外的要因もあり不幸な事故であったともいえる。一言でいうと業務とのミスマッチといえるのかも。

なので外部要因と彼女自身の責任は分けて考えたほうがよいだろう。

しかし、面接時にトラブルが原因で退社に追い込まれたとは言えない。これを前向きに表現するのは中々難しい。

なので、会社都合という事実を最大の軸にして退社理由を作成しよう。

①カスタマーサポートの仕事にはとても面白く、非常にやりがいを感じていたのですが、請負業務の契約が終了。社内の業務に応募はしたのですが、待遇面での条件が合わず。やむなく会社都合での退社となりました。

多少の創作がはいっているが、これが最もベターな説明だと彼女は思う。これまで派遣業務の面談でも、この説明をしてきた。

正直に書くとどうなるだろうか?

①誤案内から対応苦情へと発展。クライアントから指摘をされ、期限を区切り対応改善の指導を受けるが、ハラスメントとも受け取れかねない過度な圧力と偏向した視点から改善努力を認められず。自身としても限界を感じ話し合いをした結果、現場を退去。1か月以内に異動先が決まらなければ退社することで合意した結果。

うーん、これはまずい。正直すぎて開いた口がふさがらない。前向きに改めるどころの話ではない。これで転職できたら奇跡だ。

②生産性の高さと対応品質の高さに強い自負がありました。しかし会社の評価に乖離がありました。上長と複数回、待遇改善について面談をしましたが、合意に至らず。社内で異動先を検討しましたが、転職することにしました。

不満がが理由になっているので前向きには程遠い。

③細部に渡り指摘を受けることが多い業務特性は、お客様満足度を高めることより、指摘を受けないための対応に配慮せざるを得ず、自身の強味であるお客様の心情に寄り添う対応を十分に発揮できる環境を求め、上長と面談しましたが、条件にあつ異動先が見つからず、転職を決意しました。

多少かたちになってきたけど、まだまだ。

④カスタマーサポートの仕事にはやりがいを感じていたのですが、直近は定型スクリプト中心の事務的な業務内容に物足りなさを感じていました。よりお客様の幅広い課題を解決することができるサポート業務を行いたいと考え、上長と相談。社内異動を模索しましたが、希望条件にあう異動先が見当たらず。これまでのお客様の課題を把握し、解決するため周囲と連携しながら解決に導くスキルを活用できる分野があれば経験に拘らずにチャレンジしてみようとの思いから転職を決意しました。

なんか形になってきた。だいぶいい感じ?





自己PR

 面接時に気を付けるポイント

  1. 面接官の質問の意図を考える
  2. 書類の内容以上のことを語る 面接での質問に対しては、すべて自分のアピールにつながるような内容を答えるべき
  3. 空気を読む
  4. 面接官の立場を考える
面接に通る人の共通点

  1. 企業のニーズにマッチしていること
  2. 本来の自分の姿、自分らしさを出せること

面接で自分をアピールする際、出来るだけ具体的な内容にして話す

自分ならではのエピソードを自分の言葉で語ること

例:手順書やFAQの作成が得意です。複雑な内容を文章だけで伝えるのは読み手にとって、負担が大きいと思います。より理解をしやすいようにレイアウトに余裕を持たせたり、要約を入れたり、業務フローは図解で表すよう工夫をすることで、読みやすく伝わる資料を作成するように心がけていました。


準備のベース

  1. 自分には何が出来るか、何が得意か=can
  2. 自分はどのような職場で、どのような仕事をやりたいか=want
  3. 企業にはどのようなニーズがあるか=need
自己紹介してください

>あなたはこれまでどのような仕事をしてきましたか?

>あなたはどのように仕事をする人ですか?

応募企業のニーズにマッチする部分を具体的に語る

 最初のx年間、アバレルメーカーの営業職として。前職の株式会社〇〇ではカスタマーサポートセンターでお客様対応と、スーパーバイザーとしてxx人のコミュニケータの勤務管理や売上管理を行いました。

①お客様の対応時は、相手のペースに合わせること、お気持ちに寄り添うことを実践し、お客様のタイプに応じた対応を心掛けました。またお客様の要求を把握し、迅速で情報提供度の高い対応が私の強味です。スーパーバイザーとして二次対応を行うことも多くあり、温度感の高いお客様でも聴くことに重点を置き、お客様に理解をしていただいた上でクロージングに導くことが出来ます。

②二次対応時は温度感の高いお客様であっても、お客様のお気持ちに寄り添うこ対応を実現するため、傾聴の姿勢を示しながら、企業としての見解を正しく伝えることで一定以上のご理解をいただくことを目指し対応を行いました。どのような難題でも最後まで責任を持ってクロージングに導くようにしましたが、個人の力では解決できない場合は、上長や関係者と相談し連携しながら対応するように心がけました。

このような姿勢は、頼りになる存在として、周囲のメンバーとの信頼関係の構築の大きな要因となり、働きやすい職場環境を実現することが出来ました。

③お客様対応とセンターのマネジメントの役割を同時にこなしてきました。社内のタスクには優先順位をつけ、スケジュールを可視化し、期限までに必ず完了させることが出来ます。また配下のリーダーやコミュニケータからの依頼や相談には、高い優先度で対応することで、信頼関係の醸成に努めました。管理者間の役割を明確にし目標設定することでパフォーマンスを発揮するための動機付けと、情報共有のために定期的なミィーティングを実施。問題の早期発見に努めるチームで課題に取り組む姿勢を示すことで部下との信頼関係を構築することが出来ました。

補足

人は話し方が9割。

自分のメリットだけを語るのではなく、双方のメリットになる言い方をする。相違点はあっても一致できる点を探りクロージングに導く


【アレンジ】求人サイト登録用


1999年にアルバイト社員として入社後コミュニケータを1年、2年目からはチームリーダーとして、2002年からはスーパーバイザーとしてお客様対応とセンターのマネジメント(最大20人規模)の役割を同時にこなしてきました。


社内のタスクには優先順位をつけ、スケジュールを可視化し、期限までに必ず完了させます。また管理下のリーダーやコミュニケータからの依頼や相談には、高い優先度で対応することで、信頼関係の醸成に努めました。情報共有のために定期的なミィーティングを実施。問題の早期発見に努め、チームで課題に取り組むことで仲間との信頼関係を構築することが出来ました。


苦情等の二次対応時は温度感の高いお客様でも、お客様のお気持ちに寄り添う対応を実現。傾聴の姿勢を示し、また企業としての見解を正確に伝える一定以上のご理解をいただくことを目指しました。どのような難苦情も最後まで責任を持ってクロージングに導くようにしましたが、個人の力では解決できない場合には、上長や関係者と調整や整合を行い、組織としての対応を心がけました。

2021/04/24追加エピソード

お客様対応時は、通話の開始時と終話時に責任の所在を明らかにするため必ず名前を二回名乗るようにしました。また顔の見えない電話対応だからこそ、お礼を伝える際には実際に頭を下げるなどの動作を加えることで、気持ちが伝わるように工夫をしました。

大きな目標と小さな目標

 彼女は現在、求職中。なので最大の目標は就職だ。しかし、正社員としての採用はなかなかハードルが高い。何故なら希望の条件があるからだ。

前職を辞してすでに4か月が経過。退社したときには、暖房なしでは生活できないほど寒かったのに、季節は様変わりし上着がいらないほど日中は暖かくなった。

ローマは一日にして成らず。

彼女の就職活動はをローマの建国に喩えるのは大げさだけれど、ゴールまで一歩一歩着実に進まなくてはならない。

このブログも転職プロジェクトの一環として書いているが期限は8月と決めている。何故なら9月になるとエイジアップするから。

なんとか誕生日までには転職を決めたい。誰だって今が残りの人生で一番若いのだ。

4か月もあれば、なんとかなりそうと彼女は思うが、最悪の状況も想定しておくことも必要だ。

なので最悪の場合どうするかは決めてある。

この4か月をどのよう進めるかは選択次第だが、最低でも雇用保険の受給認定のために、毎月の認定日までに2つ以上の求職活動の実績が必要だ。

つまり最低の目標は雇用保険の受給資格を満たすこと。求職活動最低2件が小さな目標だ。

もちろん、アリバイ造りのための求職活動を行うつもりは毛頭ない。正社員として働きたいとの彼女の気持ちは本気だから。

前回認定日は4月5日、通常なら4週間ほど期間があるがゴールデンウィークの影響らしく次回の認定日は4月26日だ。なお新型コロナの影響で4月26日はハローワークへの来所は禁止。資格認定は郵送手続になる。

余談だが、緊急事態宣言発令期間が認定期間中に1日でもあると、求職活動をしなくても雇用保険を受給できる。活動しなかった理由に「コロナのため」と書けばよいことになっているのだから、お手軽だ。

しかし、彼女のプライドがそれを許さない。前回も前々回も実績なしで給付資格を満たすことが出来たが、彼女が求人実績を作らなかったことはない。

自慢ではないが今月も、彼女は早々に雇用保険の受給要件を満たしている。国家資格の受験は求人活動1件となる。彼女は4月7日に国家試験を受験しているし、求人への応募も2件どころではない。

なお4月26日から国の正社員就職プロジェクトにも参加が決まっている。しかし彼女はこのプロジェクトの参加にあまり気乗りがしない。就職したいと思うような求人があるとは思えないし、他の参加者と顔をあわせるのも、なんだか気が重い。電車賃もかかるし。

ただ、応募した結果、参加が決まってしまっているのため、参加義務がある。他にやれることも多くはないので、孤独を紛らわす約には立つだろう。

できれば、支援プロジェクトに参加する前に、就職できるよう活発に応募をしてきたのだが、結果は出なかったようだ。

ということで、大きな目標(ゴール)は正社員として就職すること、小さな目標は毎月求人活動2件以上の実績をつくることである。

とはいえ、

さっさと就職してしまいたいと本気で彼女は考えている。きつい仕事は嫌だが、無職だって傍からみるほど楽ではないからだ。

逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ。

ある程度、条件については妥協する覚悟はある。

またまた書類選考落ち

採用であれば本日連絡が来るだろう派遣1件は、13:50現在連絡なし。おそらく脈なしと思い彼女は早々に諦めた。

そもそもこれまでの方針を転換し、派遣での就業はしなことに決めたから。

断る手間が省けてよい。不採用の結果は癪だけど。

もう一件。こちらは結構期待していた正社員の口。書類選考段階でお断りの結果がメールで届いた。これにはさすがの彼女も傷つき深いため息をつく。

事前に知識のある会社の募集で、これまでの経験が活かせそうだし、難しそうな仕事内容でもない。

何よりも彼女の自宅から至近距離なのがよかった。バスでも電車でも通勤可能で、多分片道30分くらいか?街の中心部と逆方向の終点が最寄り駅。この仕事なら満員電車に乗らなくてもよいとかなり期待しての応募だったのだが・・・・。

まだ応募中の案件はあるが先の見通しは明るくないなと彼女は思った。

とはいえ、最悪でもこの仕事と決めているものもあるので、焦りは禁物。

とにかくまだまだ時間はある。じっくりと過去の自分と向き合い、納得できる適職を見つけて、自分にあった職場で働きたいと彼女は願う。


追記:もう一件、正社員の応募先から書類選考落ちの連絡あり。仕方がないので、もう一件類似の職種に追加応募した。

考え方にっては面接で落ちるよりは、書類選考で落ちたほうがダメージは少ない。

しかし面接落ちでも面接の練習にはなるのになー。

何のために働くのか理由は人により様々だが、彼女が働く理由はファイナンスの手段だ。どんなにやりがいのある仕事でも無報酬では生きていけない。労働はボランティアではないのだから。従って最低限の報酬は確保しなくてはならない。

幸いなことに彼女には、そこそこの貯えがあるので、無職生活でも生きていける。もし貯えがなかったら、どんなに劣悪な条件でも四の五の言えないので働かざるを得ないところなので、不幸中の幸いだ。

とはいえ、まだまだゴールまでの道のりは長い。

「転職面接」を読みながら面接対策中

https://www.amazon.co.jp/dp/B01MXI2NTQ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_DP42VFH41PXY7YS3APA1 

一回通読しただけでは、単なる読書で終わってしまうので、彼女はメモを取りながら再読中である。また面接時に回答する内容も具体的に想像しながら、作成することで、それなりに面接の準備になるのではないかと期待をしている。


企業が採用に値すると感じる人とは

人となり

一緒に仕事をするうえで信頼できる人であること

前向きで、意識が高く主体的に仕事をする人であること

周囲にプラスとなる存在であること

社風に合う人

企業の視点に立ってアビールすること

この会社で何を求められているのかを探る

そもそも、自分は今回の転職で何を達成させたいのか

3年後、あるいは5年後、自分はどのような業界で、どのような職種で、どのような働き方をしていたいのか

準備その1 面接への不安緊張を取り除く

準備その2 将来のビジョンを改めてまとめる。

準備その3 応募企業のニーズを調べる

準備その4 自分のアピールポイントを明確にする(応募企業のニーズに合致する部分9

準備その5 企業のニーズに合わせて、見た目を整える

どれくらい企業のニーズにこたえてくれそうな人か、利益に貢献してくれそうな人か

応募者の人間性

応募者にとって面接は情報収集の場、チェックの場

企業が欲しいのは前向きな人

面接に通貨するのは前向きな姿勢の人

いま抱えている不満をすべて紙に書きだす、正直な気持ちをすべて書き出す

3年後、5年後のビジョンをまとめる

この転職で自分は何を達成させたいのかの再確認

3年後、〇〇〇の業界で、〇〇〇のような形で、〇〇〇のような仕事をしていたい。そのためには〇〇〇のような力をつけておく必要がある。

これから面接を受ける企業を選んだ理由は、自分のビジョン達成のために役立つと考えたから

課題:

テクニカルサポートのお仕事を志望する理由

ITサポート応募企業を選んだ理由は、ITの知識とテクニカルサポートのスキルを身につけられること、自身の強味である責任感を活かしユーザーのトラブルを責任を持って解決することで貴社の取組に貢献できるからです。

生命保険会社

生命保険を選んだ理由は、これまでの生命保険のサポートと二次対応の経験を活用することで、組織のニーズに応えられることと、サポートのお仕事は自身の強味である責任感発揮できるからです。

カスタマーサポートを選んだ理由は、これまでの二次対応の経験と関連部門との調整を行っいお客様の問題を解決してきた経験を活かしすことが出来ること、また最後までやり遂げる自身の責任感の強さを発揮できる業務だからです。

今回の転職を後悔しないものにするため、面接官のニーズに応えるため

どのような仕事をしてきたのか

それは企業のニーズにあっているのか

将来はどのように考えているのか

面接でアピールするべきなのは企業のニーズにマッチした部分

自分の名にをアピールしてゆくべきかは、求人情報を中心に、応募企業のあらゆる情報を要見込んでいくことで見えてくる

応募企業の求人

情報を隅から隅までチェックすること

この企業はどんな人を求めているのかという視点で読み込む

【共通】主体的に仕事の改善できる人⇒経験があればアピール

【共通】コミュニケーション力

どのような質のコミュニケーション力が求められるのか?

過去の経験、仕事のやりかたにだわらない柔軟な人

新しいものを柔軟に受け入れられる人

挑戦できる人

新しい環境に自ら馴染もうとする人

課題:複数のセンターへの異動を経験しており、異なる職務や環境に短期間で適応することが出来ます。また派遣先の独自の企業文化を理解し、意識をして業務を行うことが出来ます。

キャリアの棚卸をする

①経歴を振り返る、②実績、成果を振り返る、③専門知識、資格、スキル

どのようにこの業務に取り組んできたか、どのような工夫をしてきたか

課題:どのような小さな約束や期限であっても必ず守るのが私のこだわりです。そのためには後回しにせずすぐにやること。他に優先度の高いタスクがあれば、優先順位をつけること。またスケジュールやタスクを可視化し進捗管理をするようにしました。

伝えるのではなく伝わることを常に意識しておりました。具体的には平易な表現を用いること。相手の様子を見ながら伝えること、依頼は複数の手段(直接、メール)を用いて確実に相手に情報が伝わるようにすることです。特に口頭で合意した内容は、改めて文章化しエビデンスを残すようにしました。

第三者からのお褒めの言葉

お客様から:とても詳しく教えてもらえてよく理解できました。ありがとう

上司から:とてもよい対応をしている、とても落ち着いた印象

同僚から:いつもたくさん件数をこなしているよね、とても頼れる存在

積滞の解消のため、後処理時間を短縮する工夫を行いました。例えば履歴は簡潔に入力すること、よくある質問はテンプレートを作成し活用することで入力の工数を削減しました。状況により履歴を一時保存し、積滞の解消を優先することもりました。

二次対応では対応時間が1時間が超えることも少なくありませんでした。しかしどのようなタイプのお客様でもお客様を尊重すること、このためにお客様に寄り添いながら、企業の見解を粘り強く伝え、ご理解いただけるよう努めました。ご納得いただけずに終話することも多くありましたが、中にはご理解をいただき過分なほどのお褒めの言葉をいただくことも少なくありませんでした。この業務では自身の強味である責任感を活かし企業の代表としてお客様と接っすることを心掛けました。この経験は異なるお仕事においても発揮できる自負があります。


この転職で何を達成させたいか、じっくり考える

面接で必ず聞かれること

  1. 退職理由 会社都合
  2. 志望動機 安定性、長期勤務、年齢制限なし、スキルアップ、経験を活かす
  3. 3年後、5年後のビジョン 強みを活かし、スキルの高いスペシャリストを目指す
  4. 自己PR コールセンター経験、責任感の強さ
何を達成したいのか?

就業環境:非正規雇用からの脱却、長期、安定的に勤務すること

目的:ITスキルを身に付ける。カスタマーサポート、テクニカルサポートのスペシャリストとして活躍すること。その中で手順や資料等日々の改善努め、生産性を向上させること。

面接でアピールしたい3つのこと

  1. 責任感 納期と約束を守る、最後まで責任を持って対応する
  2. 適応性 複数の現場を経験し人間関係の構築、企業風土の理解
  3. 安定性 長期間の勤務、シフトの順守、高い生産性

Tuesday, April 20, 2021

バイトルのスカウトメールに応募したら派遣業務だった。

 本日午後のWEB面談終了。アルバイト募集のバイトルからのスカウトメールを見て応募した件だ。彼女は当然アルバイト採用だと思っていたら、派遣業務だった。

なんだかわかりずらいなと彼女は思った。

WEB面談冒頭に彼女の勘違いが判明した。面談時間30~40分。残り時間はほぼ消化試合だ。ついつい彼女はイライラを感じ、投げやりな態度になりかけた。

しかし、

これも試練と考え、態度には出さないよう最後まで良い印象を与えるように努力した。どのような場面でもネガティブな感情を態度に現わすのはとてもまずい。

採用可否がどうあれ、せっかく連絡をくれた担当者を不快な気持ちにさせることはあってはならない。彼女は、そう自分にいいきかせてなんとか頑張った。

担当者によると、この仕事は応募は可能だが、倍率が高いとのこと。他にも求人があるとのことで、他の仕事のオファーも受けたが、彼女が想定している基準を遥かに下回る待遇なのでやんわりとお断りした。

そんな仕事するもんか!と内心思いつつも顔には出さず、当初の業務の結果を待ちたいと正直に伝えた。

担当者も特段、嫌な顔もせずに快諾。結果はどうあれ今週中に電話またはメールで連絡をもられるとのことだった。

とはいえ、

仮に採用といわれた場合、派遣業務の3年間の縛りはどうにもきつい。たったの3年後にお役御免になる仕事に本気で取り組めるだろうか?就業期間のカウントダウンにメンタルがズタズタになるのは想像に難くない。

やはり今は踏ん張りどころ。どんなに険しい道であっても、正々堂々と正社員を目指そう。ハードルは高いが、そのほうがあらゆる意味で精神衛生によいと彼女は思った。

これまで適当に仕事を選んできた彼女が、まだまだ本気ではないものの正社員での採用を希望するようになったのは、過去の自分と向き合いながら、わずかながらでも前進している証拠だと思う。

とはいえ、ついつい無職状態に耐えられず派遣業務に応募してしまうのは彼女の悪い癖だ。

けれどWEB面談の練習にはなるし、無職中の孤独さを紛らわせる効果はあると彼女は思った。

それにしても「退社後何か仕事はしているか」と問われ、「いいえ、無職です」と答えるのは辛い。無職の対義語って有職なのだろうか?と彼女は考える。

早く有職になりたいな。彼女の願いが成就するのは果たして何時になるのだろうか?


追記:4月22日メールで不採用の連絡が来たのを見て、この求人に応募していたことを彼女は思い出した。

以前、採否に関わらず連絡くらいは欲しいと書いたはずだが、不採用の連絡なら、やっぱりいらないかなと彼女は考え直した。嫌な気分になると彼女はお腹にモヤモヤを感じる。

よくよく考えたら、スカウトメールが来たら応募したのに不採用というのも、なんとも複雑な気分だ。なんだか無責任な対応の気がする。

ちなみにこの求人、交通費支給なしの時給1550円の派遣業務だ。考え方にもよるが、結構、労働者にとって酷な内容だと思う。

採用されても逆に困るので、不採用でよかったと彼女は思うことに決めた。

YOUTUBE動画紹介「有隣堂しかしらない世界」

 


ちょっと前に初めて知ってから、彼女が超はまっているYoutubeチャンネルがある。

そのチャンネルとは、

「有隣堂しかしらない世界」。

2021年4月20日現在のチャンネル登録者数は、4.16万人と少ない。

一か月ほどまえにこの動画を見たといにはまだ、3万人台だったので、それなりに伸びてはいる。

WEB面談終了

 午前中のWEB面談は約40分程度で終了した。

質問は職務経歴書にそって行われ、社内での異動理由や、職歴上の退職理由などを細かく質問された。

職務内容は某財団法人と、いかにもいかめしい名称だが、保険に関する窓口でメンバー5人の小さなチームとのこと。年齢層も彼女の年齢に近い人たちが集合しているようなので、気後れせずに仕事ができそうな環境のようだ。

簡単な仕事ではないだろうが、なんとかこなせそうというのが彼女の印象だ。

面談担当者も眼鏡をかけたラフな服装の、柔和な印象の女性だったので、比較的話はしやすかった。

ただ派遣の仕事はあくまでも派遣期間が3年の定めがある。

最後の派遣期間を念押しされたときに、彼女は現実を嚙み締めた。

どんなに頑張っても3年たてばさよならで、その後の保証が何もなにのが派遣のお仕事だ。若ければ、改めて別の仕事に応募すればよいだけなのだが、さらに3歳年齢を重ねるのは、派遣のお仕事にとって、有利になることは何もない。

面談の結果は今週中で、採用/不採用に関係なく連絡するとのこと。仮の話だが、この仕事に採用されたとして、本当に就業してよいのかどうか、非常に微妙だ。この条件は昨日応募したお仕事でも同様ではある。

思いあぐねた彼女は、登録しているバイトのお仕事からスカウトメールが来ていることに気づいた。時給はやや低いが家から近い簡単そうなお仕事だ。早速応募したところ面談の連絡が来た。

本日午後より追加のWEB面談だ。

交通費が自己負担なのが気になるが、自転車通勤も可能な範囲だ。同じ非正規でも派遣と違って雇用期間は自動更新されるので、余程の問題がなければ継続して働ける可能性が高い。

手軽に応募できるのがメリットの派遣業務だが、将来性がないのが最大の問題点だ。彼女は今、人生の岐路に立たされている。

今日の予定

 今日の彼女のスケジュールだ。

午前中にWEB面談1件のみ、

以上。

この仕事は金曜日に申し込みをし、月曜日に連絡来た内容だ。詳細を確認せず闇雲に応募しているので仕事内容を事前にチェックしたところ、スーパーバイザーの派遣のお仕事である。

取扱商品は保険商品で、二次対応他いろいろな管理業務になると思う。

できればスーパーバイザーは避けようと思っていたけれど、募集の内容がなんだかほんわりとした感じで思わず応募してしまったらしい。なんといっても年齢層が高めというのが一番彼女のハートにヒットしたからだ。年齢制限の壁は想像以上に厚い。

ここの保険契約はしばらく前に、詐欺的な契約を取っていたことで社会問題化したことがあることを思い出した。少し心配だが、紹介が決まってから心配をすればいいことだ

彼女は保険が好きなわけでもなんでもないが、募集が多いので必然的に応募する件数も多くなる。


さて、昨日応募した派遣紹介1件について。早速、朝一で不採用の連絡が来た。理由は応募が多くすでに充足しているからとのこと。まー、そんなものかと彼女は思う。実は先日、別会社に応募し不採用になった案件と全く同じ仕事で、派遣会社が異なる仕事だから。

年齢の壁もあるだろうし、充足しているという説明も全くの嘘ではないのかも。どちらにしても期待はしていなかったので、これはノーカウントにしよう。


今現在、彼女が持っている案件は昨日面談を受けた派遣業務1件、これは今週中が期限、本日面談予定の派遣1件、書類選考中と思われる正社員案件一件のみとなった。

正社員については即選考外の連絡がないだけマシだと思う。できればこの会社の仕事がしたいが、期待するのはやめておこうと思う。


就職中は無職生活は楽そうだなと思っていたが、社会に参加もせずに孤独に家に籠っているのは精神衛生に悪い。これ以上ないほどネガティブになる。朝起きるのが辛い。心臓にも常時モヤモヤを感じてしょうがない。


登録している転職エージェント経由で、これならやってもいいかなと思えるお仕事を二件ピックアップしさらに応募をしてみた。結果はどうなるかわからないが、可能性はありそうだ。

1件は家から40分程度と至近距離なのがよい。もう1件は通勤に1時間10分かかるが、これまでの経験に鑑みて、余裕で対応できそうな内容なのが魅力だ。


早くも前職の現場から退去してから112日、手続き上の退職日から79日、資格試験の受験が終了してから13日が経過している。

ひとまず4月8日が本格的な転職活動開始日と考えて、彼女は気持ちをリセットすることにした。

もうすぐゴールデンウィーク。なんとか5月中に結果が出るといいな。

Monday, April 19, 2021

派遣登録会と面談一社

 彼女は今日、事前のスケジュールに従い、派遣業務の登録会兼面談を受けてきた。

時間に余裕を持って自宅を出たのだが、派遣会社の場所がわかりづらく、散々道に迷ってしまったため、時間のギリギリ4分前になんとか到着した。今回の仕事は前職で経験した保険の業務と類似した内容のため、抵抗感が低い。

待遇はかなり妥協しててでも、なんとか採用されたいと彼女は強く思った。普段は着ないスーツも来ていたのと、暖かい陽気のせいで、小走りに走った彼女は派遣会社のロビーに到着したときには若干汗をかいてしまった。

時間から数分過ぎて面接の担当者が現れた。男性だったら嫌だなと彼女は思っていたところ、事前に予想していたより気さくな感じのする小柄な女性だ。年齢は30代前半くらい?マスクごしに見せる穏やかそうな表情を見せる彼女は話やすい雰囲気を醸し出している。彼女は面接担当者に好感を持った。

簡単な挨拶を済ませ面接ルームに案内された。事前にWeb上で必要な情報はすべて入力しているはずなのだが、改めて書類を4枚も記入させられたのと、タイピングテストを受けさせられたのには閉口した。

タイピングテストってタッチタイピングが出来るかどうかを見たいだけなので、彼女の経験からいうと、ほとんど採用可否に影響することはないと思っている。

一通りの手続が済んでようやく本題に突入した。

「源さんがお仕事をする上で一番重要と感じていることは何ですか?」

いきなり本題だ。事前に想定できる質問ではあるが、いざ訊かれると何を回答するか迷う。そもそも派遣の仕事にそんな質問する必要がるのかなと彼女は感じている。

1秒ほど試案したが、彼女は意を決して答えた。「はい、一番重要視しているのは達成感です。一人一人のお客様の問題をその場その場で解決することに達成感や明確な目的意識を重視しています」

面接官は肯きながら彼女の話を熱心に聞いているように見えた。本心はわからないが悪い反応ではないなと彼女は感じた。達成感を重要視しているのは彼女自身の本音ともかなり一致しているので言葉に自然と熱がこもる。

回答としては悪くないが、もう少し具体的なエピソードも交えたほうがよかったなと若干の反省。

次回はこのように答えようかな?

「仕事で重要視しているのは達成感です。即答できない相談の場合など、資料を調べたり周囲に相談し適切な回答を用意する必要があります。あらゆる手段を用いてお客様の課題を最後まで責任を持って対応した後には強い達成感を感じます。このためコンタクトセンターのお仕事が大好きです」

うん、次回はこれでいこうと彼女はちょっと得意な気分になった。

その後、以前の職歴や辞職した理由など定番の質問に、当たり障りのない回答をしながら時間は経過した。

特に彼女が強調したのは、今回応募している職種が経験済みの職種であることだ。かなり一生懸命に伝えたので説得力がある。女性担当者にもそれはかなり伝わった感触がある。

いけるかな?と彼女は思ったが、次の言葉で現実に引き戻された。

「採用の場合のみご連絡します。最短で水曜日、最長で金曜日までの回答となります。・・・」

あー、またかと彼女は思う。どの会社でも使う定型文なので他意がないのは承知している。承知はしているのだが、来るのか来ないのかわからない連絡を待ち続けるの苦痛だ。非常に精神衛生に悪い。いつでも応答できるように常に肌身離さず携帯を持ち歩いた挙句、電話が鳴らなかったときの虚しさは筆舌に尽くしがたい。

不採用の結果に文句はいわないので、せめてメールで知らせてくれればいいのにと思う。

さりとて愚痴をいっても始まらないので彼女は「わかりました」と健気に答える。折角、いい感じで面談が終わりそうなのに、ここで不快感を態度に現わしたら全てがぶち壊しだ。

面接を終えて面接ルームを出るが、女性担当者はエレベータルームまで見送りをしてくれる丁寧さに却って困惑した。エレベータの扉が閉まるまでずーっと頭を下げているのだから、非常に居心地が悪い。ようやく扉が閉まって、面談が終了し気持ちが解放された。

「家に帰るまでが遠足だ」とは使い古されたフレーズだが、面接も同様なのだなと彼女は思った。

明日は10時からWEB面談の予約が一件ある。何をきかれるかはわからないが、なるべく前向きな印象を与えられる回答をしなければと彼女は気を引き締めた。