このバハムート、2014年に放送された『神撃のバハムート GENESIS』にもタイトルの通り登場している。『神撃のバハムート GENESIS』はCygamesが開発、運営しているソーシャルゲームを題材に作成されたダークファンタジー作品。作中にはバハムート以外にも旧約聖書に登場するミカエルなどの大天使、堕天使ルシファーやケルベロス、歴史上の人物であるジャンヌダルクまでも登場しており、「悪魔」好きのメガテンファンにとって、とても親和性が高い作品でもある。
監督は「TIGER & BUNNY」、「黒執事」のさとうけいいち、キャラクターデザインは、「ベルセルク 黄金時代編」「ANIMATRIX:DETECTIVE STORY」の恩田尚久、音楽 は「相棒」「鴉 –KARAS-」の池頼広。アニメーション制作はMAPPAが担当。
圧倒的ビジュアルと迫力のあるオーケストレーションと、TVシリーズでありながら、劇場クオリティのレベルで制作されたダークファンタジー作品である。
ファバロ |
公式サイト
http://shingekinobahamut-genesis.jp/【神撃のバハムート GENESIS】プロモーションムービー
【神撃のバハムート GENESIS】プロモーションムービー第2弾
ブログ主はタイトルにもなっている「バハムート」のことを良く知らなかったので、そもそもの由来は何なのか?また作品中に登場する「悪魔」の中から、「ベルゼビュート」、「アザゼル」についても一般的に伝承されている情報を以下に引用しておきます。
情報はhttp://dic.pixiv.net/を参照しています。
ベルゼビュート
ベルゼビュート |
初めて見る名前と思い調べたところメガテンでもお馴染みのベルゼブブと同義の悪魔。ヘブライ語で「ハエの王」を意味する。ベルゼバブ、ベールゼブブとも表記される。ベルゼビュートはフランス語の発音。作品中では世界を支配するためにバハムートの復活を画策する。
本来はバアル・ゼブル即ち「気高き主」あるいは「高き館の主」の名で呼ばれており、ウガリット神話の最高神バアルの尊称の一つだったと推測されている。しかし、バアル・ゼブルの信仰を嫌ったヘブライ人は侮蔑をこめて、音感の似たバアル・ゼブブすなわち「ハエの王」と呼んで蔑み、旧約聖書においても邪神として扱った。
新約聖書でもベルゼブブは“悪霊の頭”として悪魔扱いされているが、特に新約外典『ニコデモ福音書』では全面的にキリストと敵対している。
ベルゼブブはユダヤ人を唆してキリストを処刑させ、冥府(ハーデス)に彼を永遠に幽閉するよう唆した。しかし、冥府に降ったキリストは逆にその門を打ち壊して死者を解放し、ベルゼブブを捕まえて冥府に引き渡し、彼を最後の審判の日まで閉じ込めておくように命じている
バハムート
バハムート |
中東伝承に登場する巨大な魚の幻獣。その背中で全世界を支えるとされ、7つの大海でさえバハムートの前では鼻孔に入る砂の小粒程に等しいと言われる。
「千夜一夜物語」ではかのイエス・キリスト(イーサー)もバハムートに遭遇しており、その目が反射した光に目をくらませ気絶したという。そして三日後に目を覚ましても、バハムートはいまだ背びれを揺らしていたという。
なお、バハムートがドラゴンとして浸透した背景には、アメリカの有名TRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』でバハムートを善サイドの『神の竜』とした設定の影響が大きいとされる(因みに、同作では神の竜に相反する「悪の竜」としてティアマトが設定されている)。日本においてはファイナルファンタジーシリーズの影響が強いとされる。
アザゼル
アザゼル |
旧約聖書に登場する堕天使。通称「荒野の悪魔」。名前は「神の如き強者」と言う意味のヘブライ語に由来する。その容姿については諸説あり、「7つの蛇の頭、14の顔、12の翼を持つ」姿が有名。
元はグリゴリ(Grigori、天使によって構成される人間界監視団)の総司令を務める高位の天使だったが、人間の女性に懸想し情事に及んだ(一説には全能神が人間の次の位に天使を定めた事に異議を唱えてとも)為に天界を追放され悪魔となって神と天使に反逆したとされる。
神に復讐する為に「人間に神の英知を与えた」事で知られ、武具(剣や小刀・楯・胸当てなど)や装飾品(指輪、腕輪など)に関する知識、男を欺く為の化粧法などを人間に伝授したのはアザゼルだと言われている。
ユダヤの慣習として次のような風習が伝えられている。
「2頭の牡山羊を用意し、1頭は神に捧げる為に殺し、その血は贖罪に用いる。残ったもう1頭の山羊は司祭が両手を置いて自らの罪、民衆の罪を告白し、その全ての罪を山羊に背負わせた後、沙漠に放逐する」。
この山羊を俗に「アザゼルの山羊」と呼ぶ。近世、他人の罪を負わされ身代わりとなる者を「スケープゴート」(scapegoat)と呼ぶのはこの風習に由来する。
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