(C)Ark Performance/少年画報社・アルペジオパートナーズ |
すでに10月25日に新劇場版の公開予定もリリースされているのですが、公式サイトを見ても、DCは総集編なのか、オリジナル作品なのか、今一つよくわかりません。
公式の情報のみ見ると放送済みのTVシリーズの総集編+αといった印象を受けます。
以前『まどか☆マギカ』の劇場版も、完全オリジナルの新劇場版の前宣伝よろしく総集編をご丁寧に前篇、後編に分けて上映をしたことがあります。
新規カットと追加しているといっても所詮TVストーリーのおさらい。同様の構成ならお金を払ってまで観る価値はないと勝手に思っていました。
実際に映画を見た知人に話をきいてみたところ、新しいストーリが大幅に追加されているとのこと。それならばと思い劇場に足を運んでみたところ、非常に見応えのある作品になっており大変満足しました。
上映時間は約1時間40分、このうち1時間はTVシリーズの再構成、つまり総集編的な位置づけ、新しいストーリーは40分も追加されています。
総集編パートはTVシリーズ全12話の流れまとめており、金剛を撃破しサン・ディエゴに到着するまでを描いています。
ブログ主はいい感じにストーリーを忘れていたので、総集編パートも興味を持って観ることが出来ましたが、TVシリーズを視聴していない場合は、少々わかりずらい部分はあるかもしれません。
総集編という書き方をしましたが、寧ろ新しいストーリーを理解する上での振り返りパート(TVシリーズの再構成)といった表現が適切なように思います。
新ストーリーは、TVシリーズのその後の追加ストーリーで、金剛型戦艦で唯一未登場だったヒエイが新たな敵として登場し激しい戦闘を繰り広げます。またラストでは千早翔像とムサシが登場するシーンまでが描かれています。
ムサシ |
この続きは10月3日公開決定の『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ ‐アルス・ノヴァ‐ Cadenza(カデンツァ)』を見に来てね!という構成に、次回も劇場に足を運ばなくてはという気持ちにさせられます。
アルペジオは元々のTVシリーズも映像や音響のレベルは高く、ハードなSF調のストーリーと艦これ同様の艦隊を擬人化したメンタルモデルの萌えキャラ要素というギャップを併せ持つ大変魅力のある作品です。
全体として劇場公開にふさわしいオリジナル作品と考えてよく、総集編ではないかとの危惧は杞憂に終わりました。
また、全くの初見の方でもTVシリーズの再構成パートがストーリーを親切にフォローしていますので、十分に楽しめる映像作品になっていると思います。
アニメ劇場版は、昨年公開された『楽園追放』以来ですが劇場公開作品ならではの大迫力画面が味わえる本作品、少しでも興味があれば劇場に足を運んでも損することはないと思います。
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