フリーランスとして働くため簿記試験3級合格に意欲を燃やし、参考書に問題集、有料の通信講座と費用をかけ、すでに受験料も払い込み済みの彼女。
受験を決意した5月3日から毎日のようにコツコツと勉強し早くも一週間が経過。
しかし想像以上に捗らない。
どうしたことか。非常に焦る。
簿記3級の勉強方法は、オーソドックスな学習方法と変わらない。
参考書を読み、過去問を繰り返し解くことだ。
これだけで十分合格を目指すことが出来る。
当初は、今年合格した「外務員一種」や「ITパスポート試験」と大きく変わらないと思っていた。
ただし非常に大きな違いが2点あった。
まず1点目。簿記は理論を学ぶだけでは意味がない学問だ。
暗記も重要なのだが、暗記だけでは合格できず、考える能力が必要だ。
実務のための学問なので、実務同様に帳簿(主要簿と補助簿)を読み解くことが出来ないといけないし、帳簿を作成(転記)出来ないと意味がない。
当然に試験にも帳簿を作成する問題が出題される。
2点目として帳簿を作成する練習時間が発生する。
帳簿を作成出来るようになるには、手を動かさないといけない。
つまり実際に書きながら憶える必要がある。
以上の2点により想定以上に時間がかかるのだ。
簿記は、家計簿と違い「勘定」ごとに「仕訳」が出来ないといけない。
これが簿記の初歩中の初歩だ。
「仕訳」は、理屈抜きで見て頭の中でパッとわかるようにならないといけない。
ここが、最初の難関だ。
「簿記では「仕訳」(しわけ)という方法を使って、日々の取引を図式化して記録します。
例えば『椅子を現金1,000円で購入した』という取引は以下のようになります。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
備品 | 1,000 | 現金 | 1,000 |
- なぜ、椅子が備品に変わっているのか?
- 備品を左に書いて、現金を右に書いているのはなぜか?」
Study Proより引用
簿記の目的は勘定を仕訳し、勘定元帳という帳簿(主要簿)に転記。
そして最終的に財務諸表(貸借対照表と損益計算書)を作成することだ。
ここまで出来て当然なので、出来ないと試験に合格しない。
通信講座のカリキュラムは全部で57単元と補講が2単元。
57単元の動画の総再生時間は約31時間。
1講義当たりの平均再生時間は約30分。
講義の動画を視聴しながら学習するのだが、一度視聴するだけでは難しい用語と説明は覚えられない。
動画中で出題される問題演習を解く時間を含めると、おそらく再生時間の3倍から4倍以上の時間がかかっているのではないだろうか。
5月5日より通信講座を受講している。これまでの進捗状況は57単元中の25単元。
進捗率は47.9%だ。
決して悪いペースではないかもしれない。
しかし半日、簿記3級に時間を費やして、まだ半分も進んでいないというのはかなりまずい気がする。
5月後半からは、お仕事が始まるので、さらに学習時間が限定されてしまう。
6月5日が受験日なので、このままでは合格が危ういのではなかろうか。
当然、講義とテキストを一通り受講し、問題演習と模試を受ける時間も必要だ。
一度の受講では記憶できないので、復習時間も必要だ。
今のままでは、時間が足りないのではなかろうか。
思い切って約1万円の受講費を払い受講をしている通信講座。
しかし、動画の視聴に時間がかかることが、一番のマイナス要因になってしまった。
通信講座の総再生時間は約31時間。倍速で再生しすれば15時間に短縮できる。
しかしテキストがあるので、講義の動画は必要ないような気がしている。
ユーチューバーのアフィリエイト目的の動画に乗せられて、ついつい通信講座を購入してしまったが、実は必要なかったかもしれない。
講師の話は非常に無駄が多いと感じるし、説明もわかりづらい
短期間での合格を目指す場合、この通信講座はおすすめしない。
もし通信講座を選ぶなら、TACや大原他も検討したほうがよい。
もちろん、この通信講座だって、悪いわけではない。
決して悪くはないのだが、短期間での合格を目指す場合には、時間がかかり過ぎるのだ。
寧ろ、通信講座でわからないことを調べていて見つけた無料のサイトのほうが説明も丁寧だし、わかりやすいし時間もかからない。
多分、このサイトにそって勉強するだけで簿記3級に合格できるのではないか?
なんのために1万円も払ったのかと悲しくなった。
ということで、明日から少し学習方法を変えてみようと思う。
おそらく以下の方法が良いのではないかと思われる。
何事もトライ&エラーである。
明日からは、この方法で時間短縮が出来るかどうかトライしてみる。
もしこの方法に問題があれば、再検討しよう。
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