今日、ポストを覗くと一通の手紙が届いていた。
なんだろう?
差出人を見ると「東京しごとセンター」と書いてある。
それにしてもあて名書きの文字が酷い。
文字の大きさは不揃いだし、文字列も左右にぶれている。
よくもこんなに酷い文字で手紙を投函できるものだ。
彼女自身もかなりの悪筆だ。それにしても公的機関が出す手書きのあて名がこんなに酷い文字とはあきれる。
書いた人物の人格が疑われるレベルだ。
文字が汚いと非常に損をするものだなと彼女。
そのまま近所のスーパーへ食材の買い物に出かけた。
ひとしきり買い物を済ませ帰宅中に、はっと気づいた。
あっ!
そういえば・・
忘れていたことがある。
彼女は東京しごとセンターが主催している就職氷河期世代の正社員就職活動支援プログラムにエントリーをしていたことを思い出す。
申し込みをしたのはちょうど一か月前。
本格的に仕事を探そうと決めて、活動を始めたころである。
彼女が参加中の、厚生労働省も同じようなプログラムと同じ趣旨のプログラムだ。
こっちの主催は東京しごとセンターだ。
厚生労働省のプログラム同様に、参加は抽選方式だ。
申し込み時、結果通知用の封筒にあて名を書かされたのだった
そう、人格を疑うレベルのその汚い文字を書いたのは彼女自身だったのである。
うひゃーっ。
これはとっても恥ずかしい。
以前から、自身の文字の汚さは自覚をしていた。
劣等感も感じていたが、こんなに酷いとはもはや事故レベルである。
なお申し込みの結果といえば、残念ながら抽選漏れと丁寧に書いてあった。
すでに派遣で働くことにしたので、今さらである。
結果については全然気にしていない。
それよりもこの文字の酷さは悲惨だの一言だ。
今一番の彼女の興味は簿記3級合格と、文章力を身に付けること。
だがしかし、
社会人としてまともな文字を書けることは、もっと重要なスキルであると気づいた。
普段は、パソコンで文字を入力することが多い。
しかし、書類の記入をはじめ手書きをする機会もたくさんある。
簿記3級に合格したら、次は日ぺんの美子ちゃんに申し込みをすることにしようか。
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