Nico's phrase that sounds like "ディビディエンドッ" is actually a shout when she performs a hold technique, and the accurate phrase is "Divide and conquer!" This phrase represents breaking the opponent's power and weakening them to seize victory. Nico has an intellectual and calm fighting style, and aims for victory by analyzing her opponent's techniques and utilizing her own skills. A hold technique is a move to intercept the opponent's attack and gain an advantage by disrupting their posture. By shout

Saturday, March 25, 2023

グリッドマン ユニバース レビュー

舞台挨拶開始前のスクリーン映像

3月24日に封切りの映画「グリッドマン ユニバース」。初日当日の19時より東京は日比谷のTOHOシネマにおいて声優と監督による舞台挨拶つきの上映会に私も足を運んできた。

参考URL:劇場版「グリッドマン ユニバース」公開記念初日舞台挨拶、雨宮哲監督はさらなるユニバースに意欲

さて、グリッドマンの舞台挨拶が行われたTOHOシネマ。これまで何度も来場している映画館である。しかしいつもの4階の劇場ではなく、地下1階にあるスクリーン12番で行われた。これまで地下にも劇場があることを知らなかったので、間違えて4階のゲートを通ろうとして止められてしまった。ちょっと恥ずかしい。

急いで地下のスクリーン12番に移動した。初めて来場したスクリーン12番の広さに驚いた。とにかく広い。

東京には大きな映画館がいくつもある。しかし私がこれまで来場した経験のある映画館と比べてもとびっきりの広さである。

実は舞台挨拶開始時間がよくわからず。19時とは書いてあるものの「上映開始前に舞台挨拶がある」との文言。これは19時上映で舞台挨拶は18時30分開始なんだと思い込んでしまった。実際は19時から舞台挨拶開始しそれが終了したら上映だった。

ちょっと考えすぎてしまった。このため30分前に劇場に入場したため、とっても広い映画館には空席が目立っていた。その時点ではまだ勘違いをしていたので、案外人がいないなと思ったが暫くして自分の勘違いに気が付くことが出来た。まー、遅刻するよりは余程よい。

時間が経過するとともに次第に人が増え始める。舞台挨拶開始時には、当然のごとく満員になっていた。暇だったので来場者の様子を眺めていた。いつもアニメ映画を見るときは男女の割合に関心を持っている。女性が多ければ多いほど、その作品は人気があるというのが私の持論である。

大雑把な印象だが来場者の6割強が男性。女性が4割弱かなーといった印象。これは私が思ってたよりもこの作品が人気がある根拠になる。

また日比谷というとても落ち着いた雰囲気の場所のせいか、来場する女性のアウトフィットはふんわりとしたお洒落な人が多かった。また友人や彼氏同伴の人よりも単独で来場する人が多かったのも印象的である。


19時になり舞台挨拶開始。ただし開始冒頭は映像から。着ぐるみを着たグリッドマンがスクリーンに登場しお悩み相談に答えるお笑い企画からのスタートだ。開始早々、盛り上がる観客の皆さん。5分ほどで映像企画は終了。会場が十分温まったところでMCの鷲崎健さんが登場した。

筆者は以前ニコニコ動画を視聴していたため鷲崎さんはMCとして馴染みの不快人である。ステージに現れるのと同時に、一目見て鷲崎さんだと気がつくことが出来た。映像では馴染みはあるものの生の鷲崎さんを見るのは初めて。これは思わなく収穫である。このクラスの映画の舞台挨拶になるとトップクラスのMCである鷲崎さんが起用されるのだなとしきりに感心をした。


さて、順番に登壇するキャストと監督を観客が全力の拍手で迎える。期待がどんどんと膨らんでくる。

なお出演のキャストは次の通りだ。

グリッドマン役/緑川光さん

響裕太役/広瀬裕也さん

宝多六花役/宮本侑芽さん

麻中蓬役/榎木淳弥さん

南 夢芽役/若山詩音さん

そして監督の雨宮 哲の以上6名。

なんと「グリッドマン ユニバース」の舞台挨拶は全国150か所で同時にライブ配信とのこと。とても大きなイベントに参加できていることが嬉しい。

MC鷲崎さんの司会進行により限られた時間の中で、各キャストが作品への想いを熱く語ってくれる。考えてみると映像作品ではお馴染みの声ではあるが、生で声優の皆さんの声を聴くことができるるのはとても貴重な機会だと感じた。
さらにキャストからの監督への質問は?とのMCの問いかけに、今後のシリーズ展開はあるのかとの質問が出た。これはいい質問だ。

監督の回答は需要次第であるとの前置きにて、もあり得るとの非常に前向きな回答だ。すでに何等かのアイディアがあるのだろうか。

今回「グリッドマン ユニバース」は映画として公開されているが、TVシリーズとしての放映の可能性もありえたようである。

個人的には話数の多いTVシリーズのほうが好みなのだが、映画は映画の良さがある。


監督やキャストから色々と貴重な話を伺えた。また舞台挨拶という大きなイベントに参加出来た満足感から、映画本編を見る前から、なんだかお腹いっぱいの気分になってしまった。


さて、ここからは簡単ではあるが映画本編を見ての感想を書きたい。

まずストーリーの紹介をしてみよう。

「グリッドマン ユニバース」はTVシリーズである「SSSS.GRIDMAN」の後日譚だ。

舞台も設定もグリッドマンのままである。

巨大な変身ヒーローと巨大ロボ、怪獣が登場するSF作品であるこの映画のテーマは意外かもしれないが「恋愛」だ。

主人公の響良太はヒロインである宝田六花に思いを寄せている。物語開始当初に親友である内海に六花に告白したいと相談し思い悩んでいる純真な高校生だ。

TVシリーズでの良太はグリッドマンに変身し怪獣と戦うヒーローなのだが、グリッドマン憑依そする依り代のような役割のため、グリッドマンが怪獣と戦った期間の記憶を彼は持たない。そう単なる片思いをしているだけの普通の高校生なのだ。

誰であっても好きな相手に告白することはとってもに勇気のいることだ。周囲の噂で六花は大学生と交際しているとの情報もあり、実際、彼は六花が独り暮らしの男性のアパートを訪ねるシーンを目撃してしまう。

彼の苦悩は深まるばかりである。

目前に控えているがく学園祭や定期試験。このまま進めば普通の学園生活をテーマにしたラブコメ作品である。


しかし、これはグリッドまんだ。それは突然訪れて平凡な日常を破壊してしまった。

怪獣が再び街に現れたのだ。

怪獣が再び街に現れるはずはないのに。

良太たちの住む世界同級生でもある新条茜という女子高生により想像された世界だ。良太や六花も実は茜が作り出した存在である(コンポイドヒューマン)。黒幕は茜を操る存在なのだが、その存在に操られて茜が怪獣を作り出していた。

しかしグリッドマンの活躍により彼女は解放されて、元の世界に戻った。だから怪獣は現れるはずがないのだ。


怪獣の出現に呼応して、本編の主要キャストが本編の舞台であるツツジ台に続々と登場だ。

まずはグリッドマン同盟。映画開始当初から登場している響良太、宝田六花、内海将の3名である。グリッドマンとともに登場するのが新世紀中学生の4名。彼らはグリッドマンの仲間である。さらに「SSSS.DYNAZENON」よりガウマがダイナレックスとともに登場、さらに今回怪獣が登場した原因である宇宙の歪みによりダイナゼノンのガウマ隊4名だ。またグリッドマンとダイナゼノンの両作品をつなぐ重要な存在であるグリッドナイト同盟はグリッドナイトであるナイトくんとアノシラス(二代目)の2名。

なお残念ながら「SSSS.DYNAZENON」に登場する怪獣優生思想の4名は出番なし。これは設定上仕方がないだろう。


「グリッドマン ユニバース」は「SSSS.GRIDMAN」と「SSSS.DYNAZENON」のほぼ全てのキャストが勢揃いする非常に豪華な作品だ。例えるならば「春のなんとかスペシャル~」のような特番のような位置づけか。これまでのTVシリーズの2作品をクロスオーバーさせて設定や世界観を大きく拡張した特番的なスペシャルな位置づけである。


非常に多くのキャストが登場する本作品なので、各キャストへの台詞の配分に相当に苦労したのではないかと想像する。


さて「グリッドマン ユニバース」は、TVシリーズ特撮作品「電光超人グリッドマン」とアニメ「SSSS.GRIDMAN」と「SSSS.DYNAZENON」の続編にあたるため、これまでにいずれかの作品を視聴していないと、十分に理解できないシーンが沢山ある。

グリッドマンシリーズを知らない層にも十分に楽しめるエンターテインメントに仕上げているとは思うが、シリーズ作品の設定や世界観に関する知識があることが前提の場面も多い。これまでの作品群の設定を知らないと理解できないシーンが多数登場する本作品は、グリッドマンシリーズの初見者にとってはとっつきが悪い印象は否定できない。

あくまでもこの映画は、特撮作品またはアニメのいずれかのグリッドマン作品を視聴したことのある熱心なファンがターゲットだ。もしくは声優のファンであれば没入できると思うのだが、新規のファンを獲得するのは中々に難しい印象を受けた。


先に述べた通り、非常に多くのキャストそれぞれに比較的偏りのないように登場シーンを配分している。裏を返せばそれぞれのキャラの描写が浅くなってしまっている。この映画の性質上仕方がないことではあるが、各キャラクターのエピソードをより深く描写できるTVシリーズのほうがこの作品には適しているのではないだろうか。


アニメグリッドマンシリーズの大きな魅力は、オリジナルの特撮番組由来の怪獣とグリッドマンの迫力あるバトルシーンである。舞台挨拶で声優の響裕太役/広瀬裕也さんが発言していたとおり、ローアングルを多用しヒーローと怪獣の巨大さを誇張する演出はとても見ごたえがある。また特撮では描けない巨大メカとの合体シーンはアニメならではの演出だ。

余談ではあるが私が以前から感じていることがある。それは「エヴァンゲリオン(エヴァンゲリヲン)」との演出上の共通点である。どちらも巨大なヒローが巨大な敵と戦闘する姿を描いているので似ているのは当然なのだが。

エヴァの監督である庵野氏は「シン・ゴジラ」や「シン・ウルトラマン」で特撮映画を製作しているとおり特撮映画への造詣が深く、影響もかなり受けているように感じる。グリッドマンは特撮の老舗である円谷プロの制作であるので両社に共通点があるのは当然であると考えている。


「グリッドマン ユニバースの」バトルシーンは劇場の巨大スクリーンでこそ映える迫力あがある。しかしながら、グリッドマンとダイナレックス、グリッドナイトおよび2代目が一度に登場する場面では、さすがの大画面といえど圧倒的に情報量が過多となり、理解た追いつかないこともあった。


また、本編の重要な設定である怪獣が再び現れるきっかけになった原因および、その黒幕。筆者の理解力不足のせいもあるのだが、正直、理解することができなかった。


さて、「SSSS.GRIDMAN」と「SSSS.DYNAZENON」は同じ世界観を共有しているシリーズ作品である。大きな世界観は共通なのだが、設定にマルチユニバースという概念を取り入れており、それぞれの世界は本来交わることがない全く別の宇宙でのお話である。


この異なる宇宙を往来できる特異な存在がいる。グリッドナイトとアノシラス(2代目)の「グリッドナイト同盟」の二人である。二人といったが作品正解の設定上では怪獣とされている。確かに普通の人間には出来ない能力を持っているので怪獣なのだろう。しかし見た目も行動も全くの人間である。従来の「怪獣」に捉われないとてもオリジナリティあふれる複雑な存在である。


この「グリッドナイト同盟」はグリッドマンシリーズの両作品に登場する非常に重要な存在だ。グリッドナイトは非常にややこしいがのだが、物語前半でアンチという怪獣として登場する。アンチの使命はグリッドマンを倒すことだった。怪獣アンチはグリッドマン同様に人間の姿から怪獣に変身する能力を持っている。人間の姿のアンチは「アンチくん」と呼ばれており、見た目は全くの人間である。詳細はアニメ本編を見ると大体理解できる。


余談ではあるけれどアンチは特撮作品の「電光超人グリッドマン」に登場したシノビラーをモチーフにしたデザインとのこと。しかしメフィラス星人にとてもよく似ている。そもそもシノビラーのオリジナルはメフィラス星人なのかもしれないというのが個人的な意見である。


以上の通り怪獣として登場するアンチは敵の能力を獲得する能力を持っており、「SSSS.GRIDMAN」の終盤、グリッドマンと同じ姿のグリッドナイトに変容し、グリッドマンと協力し怪獣と戦うヒローへと変容を遂げるのだ。

こんな怪獣の姿は想像したことがない。グリッドナイト(アンチ)は単体でストーリーを描けるほどの存在感のあるアンチヒーローだ。

もしグリッドナイトという存在がいなければグリッドマンの魅力は大幅に減少するだろう。怪獣であるアンチは「SSSS.GRIDMAN」で人間と怪獣のあいだをぶれる存在として描かれ最後にはヒーローに変容するとてもユニークな存在だ。このような存在が登場する作品を私は他には知らない。もしも「グリッドマン ユニバース」を鑑賞する機会があるならアンチくん=グリッドナイトに注目をして欲しいと思う。


「SSSS.DYNAZENON」のことにも触れておきたい。

「SSSS.DYNAZENON」には未回収のフラグが存在する。

いずれも5000年後の現代に復活したガウマに係る情報だ。このガウマおよび優勢思想の4名はいずれも5000年の時代を越えて現代に蘇った存在だ。何故蘇ったのかも、実は謎なのだが、それはここでは問わない。

一つ目のフラグはガウマと姫の恋物語

2つ目のフラグはガウマの台詞である「人として守らなければならないものが3つある」の3つ目のワードであsる。

「SSSS.DYNAZENON」最終話でグリッドナイトとアノシラス(二代目)の「グリッドナイト同盟」は「SSSS.DYNAZENON」の世界へダイナゼノンの機体を伴い帰還するシーンがある。このとき力尽きたダイナゼノンが息を吹き返したかのように眼光が光るシーンでTHE ENDとなる。ダイナゼノンには力尽きて(おそらく)息絶えたガウマが乗っているのだ。

このときのフラグが「グリッドマン ユニバース」で回収される構成となっている。

「SSSS.DYNAZENON」の最終話で力つきてしまったガウマ。「グリッドマン ユニバース」でグリッドマンとともにダイナレックスの姿で再登頂した際の演出にはとても胸が熱くなるものがあった。

これが一つ目のフラグの回収だ。

さらにガウマと姫の由縁も劇中で明かされる。しかしながら筆者はこのエピソードの扱いに非常に不満を持っている。5000年を超え恋焦がれた姫と思わぬ場所でガウマは再開するのだが、その演習や設定はギャグ以外のなんでもない。

またガウマが何度も口にする台詞「人として守らなければならないもの3つある」の3つ目のワードだ。この3つ目のワードが「グリッドマン ユニバース」でついに明らかになるのであるが、そのワードをどう理解していいのか、今のところわからずに困惑しているのだ。

5000年の時を越えた姫とガウマの邂逅シーンが、こんなに軽くていいのだろうかという扱いだ。確かに「SSSS.DYNAZENON」はシリアスなシーンもあれば、コミカルなシーンも多くある作品だ。

もしかすると私が知らない演出の意図や設定があるのかもしれない。おそらく色々な情報や解釈があると思うので、他の人の意見も聴いてみたいところだ。

私にとって最も印象に残ったシーン。それはよもぎが怪獣使いの能力に目覚めるシーンだ。よもぎが怪獣使いの素質があるらしき描写は「SSSS.Dynazenon」のエピーソード中で触れられている。しかし明確に操るシーンはなく、おそらくその能力を秘めているとのほのめかしで終わっていたように解釈している。

今回の映画化の中でこのトピックについて結論が描かれているのはとても興味深い。わたしにとっては最も印象に残るシーンであった。


さて、とりとめもなく感じたことを書いてみたが、感じたことを万遍なく書くことはとても難しい。現在の私の力量でいえば、一生懸命書いたほうである。今後も色々なアニメをやゲームに触れる機会は多いと思うので、少しでも感じたことを言葉として表現できるように今後も文章力の向上に努めて行きたい。

そう、書くことは力なのだから。

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