彼女が最も就業をしているある正社員募集の求人がある。応募のために、約一週間をかけ念入りに念入りに履歴書と職務経歴書の精査を重ね、先週、金曜日に意を決した彼女はWebの応募ページから応募をした。
ただし大きな期待はしていなかった。何故なら募集記事に書かれている活躍している年代と彼女の年齢には大きなギャップがあるからだ。
でも、と彼女は考えた。
応募するだけただだし、もしかしたらワンちゃんあるかも・・・・。
金曜日の応募なので当然、土日に動きはない。若干の余裕は彼女にとっても大きな安心感を生むんだ。
月曜日になり、若干の緊張を覚えながらメールをチェックするが返事はない。
書類選考があるから返事には日数がかかるのかな?と彼女は思っていた。
午前中、他の仕事へ申し込みをしながら時が過ぎた。
午後2時過ぎ、何気なくメールをチェックすると、その会社から返信が来ていることに気づいた!
とはいえ、大きな期待はしていない。
彼女は比較的、リラックスした面持ちでメールを開いた。
そこにあったのは、こんな文面だった。
「お送りいただきました応募情報をもとに、社内で慎重に検討いたしましたが、
誠に残念ながら今回は貴意に添いかねる結果となりました。」
彼女は大きなため息をついた。高い確率で想定していた回答だが、即答レベルでお断りの内容で、どう見てもテンプレのコピペだ。
無理を承知でいえば、どうせ年齢で弾いたのだから、正直にそう書いて欲しいと彼女は思った。慎重に検討するも何もないだろう。
やはり現実は厳しい。
しかしほっとした気持ちも彼女は感じている。やはり面接のプレッシャーは大きいし、職務経歴書に大きな記載ミスをしたことも、そもそも関係がなくなったからだ。
なんだか意中の異性に告白し、速攻で断られたときの気分と似ているなと彼女はなんとなく思った。
なんとか気分を切り替えて、また別の仕事に応募しようと彼女は今日も気持ちを切り替える。
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