無職状態が長期化している彼女は、焦りは当然、不安を感じている。
ちなみみに総務省が毎月発表する完全失業率。彼女は完全失業者なので、この統計にバッチリ反映されているはずだ。現在の、完全失業率ってどうなんだろうとネットで調べてみたが、どうやら最新の統計は令和3年2月までのようで、2.9%。直近で3.0%の月があったので、+1.0ポイント改善とのこと。
コロナで失業者が増えているのかと漠然と想像していたが、世の中そうでもないようだ。
ある意味失業者は稀少なのかも。
話を元に戻そう
Youtubeに表示されていたこの動画。心理カウンセラー氏がいろいろメンタルに関する動画を上げているチャンネルだ。
この動画には不安のメカニズムと不安を消す方法が解説されているので興味深かった。
どうやら脳の中にある偏桃体がノルアドレナリン等の作用で活発化することが不安の原因らしい。
不安は人が生きる上で必要な本能なので本来悪いものはないはず。しかし過度な作用によりストレスが生じる。
一概にストレスは悪いものではない。最近の研究ではストレスにも良いものと悪いストレスに分けられるらしい。
例えばは、前向きにチャレンジするときなどに感じる適度な緊張感は良いストレスだ。
この動画では、具体的に悪いストレスを生み出す不安を解消する方法を提供している。
その方法は、
- 運動する セロトニン(幸せホルモンが出る)
- 不安を書きだす (アウトプットして整理し認識し行動する)
なーんだというくらい、とても簡単な方法だと彼女は思った。
彼女は毎日の日課として適度な運動と散歩はしているので1はクリアだ。なので今回の課題は2である。
試しに、今、感じている不安を書き出してみた。動画では紙に書けとのことだったが、ブログに書くほうがお手軽だ。
- いつまで失業状態が続くのか先が見えない
- 応募するのが不安
- 面接が不安
- 応募できる求人がない
- 応募しても採用されない
- 新しい職場で働くのは不安だ
- 働くこと自体が不安だ
ざっと書き出してみたが、当たり前すぎるほどに無職の状態に関することばかりだ。
しかし相当ネガティブな状態でこれは危うい。
流石に、不安を書き出しただけでは不安は消えないようだ。動画にある通り、とにかく行動し不安を解消するしかないだろう。
昨日のブログにも書いたのだが、彼女にとって重要なのはヴィジョンだと考えている。
具体的に3年後、5年後、10年後にどうなっていたいかということが見えていない。
ちなみに企業活だと、ピラミッド構造で上から企業理念→ヴィジョン→経営戦略という構造になっている。これはITパスポート試験の参考書で学んだので間違いない。
理念とは企業があるべき姿を内外に示すことで不動のものである。理念を実現するたの方針がヴィジョン、理念を具体化したものといえる。最後にヴィジョンを実現するための具体的な行動が戦略という位置づけになる。
個人に置き換えれば、理念は彼女自身が彼女だるために大切にしている価値観や生きる目的。ヴィジョンは目標、戦略はそれを実現するための具体な行動ということになりそうだ。
ここまで考えて彼女は気が付いた。ヴィジョンがないのは理念がないからだ。
ただ毎日なんとなーく生きてきた。なんとなーく同じ毎日が続き、そんなに悪いことは起きないと勝手に思い込んでいた。
しかし人前には順境と逆境がある。
このフレーズは現在読書中の「頂きはどこにある?」( )の受け売りだ。
失業状態の現在は、確実に逆境だ。逆境を招いたのは間違いなく彼女自身の責任だ。順境の時に備えをしなかったことが、今の逆境を招いているのは明ら。つまり人生に対し深く考えてこなかったツケを今払っていることになる。
なんとも残念ではあるが、希望はある。人生山あり谷ありというではないか?
今は谷だが、いずれ山が来る(はず)。
まず考えるべきはヴィジョンよりも理念だ。彼女はどのような人生を送りたいのか、ゴールはどこなのか?どうすれば幸福なのか。理念がなければヴィジョンもない。
難しい問題だが、彼女の価値観やこれまでの行動、何を大切しているのか?何をしたいのか?何はしたくないのか?を考察することで、おおよその方向は見え来る気がする。
理念がはっきりするまで刹那的に目先の求人に応募するのは控えよう、理念を自覚することから始めようと彼女は思った。
だってゴールはまだまだ先なのだから。
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